古きものに魅せられてby和ぎれ雑貨いろり
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コツコツ手作りマイハウス

筆:加藤の家内   
私がこの家に初めて来たとき、床下に土が見え、柱と、きゃたつと、かんなくずに埋もれていた。出会った頃趣味を聞いた。 「僕の趣味は家造りです」 私はその言葉に、青いビニールシートをかぶった小屋のような物を想像していた・・・。有る夏祭りの日、初めてこの家を訪れた。 「趣味が家造りって・・一体どんな家だろう」 「どんな家でも良いか。素敵な趣味ですねって言わなくちゃ(笑)」 バス停を下りてからの道のりはドキドキしていた。何食わぬ顔をして、青いビニールシートをかぶった家を探していた。  「ここだよ」
「・・・家って、手作り出来るものなの??」 「この人って一体・・・どれだけ大きな人なんだろう」 私は感激していた。
玄関を開けると、目の前に床はなく、ただ平行に並んだ柱、その下にはえんの下の土が覗いていた。 「このへんを歩いてきてね」 平均台を渡るようにして奥の部屋へ進んだ。

結婚が決まってからの彼はとても忙しかったみたいだ。とりあえず住めるように、キッチンと玄関と寝室を仕上げ、
写真の説明:キッチンの天井裏にあった梁を見せるように元々の天井を抜き、きゃたつに乗って木の皮が付いたままの梁にカンナをかけて白く綺麗にした。梁の上に幅15p程の板を張り天井を作った。天井が高くなった分、壁を伸ばして板を張った。システムキッチンと食器棚をはめ込んだ。ガスコンロと流し台廻りの壁はタイルを貼った。薪ストーブを置く所のレンガを積んだ。壁に煙突を出す穴を開けた。その他。写真には写っていないけれど、ストーブの右側に天井まで伸びる柱があるの。直径30p程の立派な柱・・・それは・・台風の翌日に名古屋港付近の大通りで倒れていたポプラの木。 台風の雨を吸って運ぶのに大変だったみたい・・・木の皮をめくり、白くつるつるとした立派な柱になった。
薪ストーブは200sもあるので、結婚式の当日、来てくれた友達みんなで運び込んでもらった。

私が嫁いでからも、雨の日とお休みの日には電気カンナと金槌の音がひびいていた。

まだまだつづく・・


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